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NO.25908
涙を流す方法
2006/12/29 11:21:59
焼肉さん 男性 17歳
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NO.127603
こんにちは→ナリタブライアンさん
2006/12/30 14:45:23
男性 27歳
コメント:
私は演技については教えられませんが、撮影側の視点から個人的なアドバイスを・・・。焼肉さん、話が横にずれてしまいごめんなさい。
役者の進む演技の方向として、私は二種類あると思っています。一つは演劇的な演技としての演技、もう一つは自然派の演技です。自然派というのは、ある意味シロウトさんがやっても大して変わらないようなありふれた動作や表情を出すことを言います。どちらの方が良いということはなく、作品によって求められる演技の質は異なります。
よくあるのは演劇人に自然な演技を求めると、不自然な演技をしてしまうことです。声や表情を作りすぎるのですね。演劇では必要なことですが、映像では求められる質が異なります。
逆に自然派の役者さんは、芝居が下手です。そのくせ我が儘で自意識過剰です。フィクションの世界では、現実とは異なる世界観があり、人物描写も独特です。こんなやついねーよって人がTVドラマではよく出てくる。そういう、こてこてフィクションの世界は演劇人で固めた方が面白いものができます。
大まかには、エンタメ→演技派、芸術→自然派、という感じです。私の中では。
で、始めの切り口はどっちでも良くて、最終的に求められるのは両方できるってことなんです。絶対いつか壁にぶつかってやらざるを得なくなると思います。だって、ほとんどの作品はエンタメかつ芸術作品なわけですから、笑いも泣きも耽美な世界も描きたいわけです。こうなって、安心してまかせられる役者となると、そうそういませんから、いい役者はとっても偉いのです。すごい事なんです。
いい役者さんは、場数が違います。内面的な部分だけではなく、カメラ位置や文脈もしっかり把握しています。映像の文脈を理解しているというのでしょうか。もちろん、自分で出演し、完成した映像を見て、研究し、たくさん悩まないとそうはなれません。本を読んでも身に付くことはないでしょう。
どんな世界もそうですが、役者の世界も厳しい世界です。誰もがプロになれるわけではありません。ですが、逆に言えば、将来誰かしらはプロになるのです。その誰かがナリタブライアンさんでないとは、誰にも言い切れませんよねw
先程も言いましたが、どんな世界に進んでも現実は厳しいものです。苦労します。どうせ苦労するなら、好きなことで苦労してください。演技もとっても深い世界ですよ。厳しいとは言いましたが、だからこそ楽しいのです。やりがいがあるのです。ただし、演技は中毒性があるので、ご注意を。一度ハマると、とにかく作品に出たくてしょうがない症候群になります。なぜか、そういった方をよく見ます。なぜかはわかりません。そういうものなのでしょう。
撮影する人間は、役者の普段の行動はあまり気にしていません。無礼であろうが、変態であろうが、いい演技さえしてくれればOKです。結果オーライです。監督も、作品に恋をしているのです。素晴らしい作品ができれば、全て良しです。
逆に演技がダメだと、礼儀がなってないとか言われます。でも、本音は別。「この程度の演技しかできんのに役者面すんな」ってこと。結局、仕事として、どれだけ良い演技ができるか。それが役者の全てだと思う。周りにバカだと言われる程に、役者としてプロフェッショナルな人が私は好きです。プラス尊敬ですね。一皮剥けないと、なかなかそうはなれないですよね。結局、どれだけ演技が好きか、その思いの強さが問われるのかも知れません。
今の時点でどうかということではないですよ。長い時間をかけて好きになっていく人もいます。最終的にプロとして生き残った人は、やっぱり他の人より、心の中の何かが違っていたんでしょうね。そんなふうに思います。
全て個人的な視点で言っておりますので、その点お忘れなきよう。
以上です。
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