人間関係の悩み
NO.196138
●地元がなくなった
2021/02/09 14:24:15
･ゆうさん
女性 25歳
への返信
NO.930562
●･yuenさん
2021/02/16 13:43:31
男性 99歳
ｺﾒﾝﾄ:
望郷の念は誰もが持つもの。
ある時、ある場所、ある人達を思い、馳せる。
そしてそこにあったはずのその瞬間に、その時の感情に思いをはせる。
しばらく故郷に帰れていないのはとても残念ですよね。お気持ちお察しいたします。
ただ…あなたが、弾けるような輝くような煌めきのある過去のあの時あの場所その感情を懐かしみ決して手放せず…そして悪いものにもせず、できず、今もあの時のような居心地の良さやあの時味わった楽しい瞬間や味わったはずの様々な安心とともにある感情をあの相手とともに居り、そして味わいたい…とそんな風に思われるお気持ちが今まざまざとあなたの心におありになるのなら…
あなたはいずれいくつかの故郷を取り戻せるかも。と思います。
なぜならあなたが今味わわれている悲しく残念でそして懐かしく決して手放したくない戻りたい感情は、あなただけでなくお相手も必ず同じように感じておられる事だからです。
特に…あなたのお父様は。
考えてもみてください。
あなたはたった…ここ5年ほどの事をとても大きな事として扱い人生でさもすごく大きな事として鮮明な記憶として頭に残っておられますが…
あなたのお父さんは25年も前から彼の人生においてとても大きな事が起こっており、そこにはあなた以上にあなたと様々な煌めき輝く楽しい瞬間を味わっておられそれが長く生きてる彼には当然まだ鮮明な記憶として残っておられるからです。
世話しなきゃすぐ死んじゃう弱っちい猿みたいだった赤ん坊のあなたを恐る恐る手を伸ばして世話をしたり、少し大きくなって初めて「パ…パ…」と呼んでくれた事に飛び上がって喜び父になった実感を味わって、お母さんから「初めて立ったよ！」と連絡を受けて仕事後に急いで家に帰ってあなたを見ると、足腰の弱いジジババのように何かを支えにしてヨロヨロと立ちあがって「マ〜〜！」とかなんとか分け判らない事を叫び嬉しそうにこちらを見てドヤ顔向けてくるそんなあなたの記憶がもう大人になっている相手には昨日の事のように鮮明に記憶に残っているからです。
あなたが３歳や４歳の頃には朝会社に行くのを泣いて止めて”行かないで”と言ってきたり、夜家に帰ってきた事に気づいたら喜んで全力で駆け寄ってきて抱きついてきてくれて、その後は”オマエは絶対ワタシを落とさんだろ”と言わんばかりに体全体を自分に預けてきて絡み付いてきて膝に乗ったり”落ちるからダメ”とか言っても聞かずまるで人間登山をするかのように背中に登ってきたり首にぶらさがったり肩に乗ってきたり頭のとこまで登ってきたりして１００％の愛情と信頼と親愛をぶつけられてきたもの。
あなたに対するそんな記憶やその時味わった感情や積み重なったはずの思いと時間がなくなるわけないのです。
近年のどの様な事情や経緯で多少のしこりやわだかまりが生まれようとも、それらの煌めく輝くような記憶やそれらを重ねてきた事でできた長年を経てきた根本に刻み込まれているはずのあなたへの思い、感情がなくなる事はありません。相手もそう簡単に手放す事もしないし、できないでしょう。
だとすれば…お互い歩み寄る機は今後多々持てるはずで…どちらにかの、あるいはどちらにものそれぞれの小さな勇気が取り戻すのを可能にするのでは…と思います。
ご友人に関しては、お互いまだ若くそれゆえに生まれてしまっている事とも言えますので、時間の解決に任せて良いかと思います。
人は誰しも過ちくらい犯すもの…というのを理解できる頃になれば機が生まれると思います。
私も父とは２０ー３０年ほど仲違いしていましたが…父が亡くなる前には最高の笑顔を向けてもらえる様になった事が、その笑顔が今も頭に残っていて思い出されるのです。
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