恋愛の悩み(18歳以上)
NO.183990
●処女をあげた…後悔…
2015/01/22 01:22:20
･ショウ子さん
女性 26歳
への返信
NO.886879
●･オウさん
2015/01/25 00:38:03
男性 39歳
ｺﾒﾝﾄ:
そういう後悔と罪悪感ってね。
彼の誕生日に、初めての『手作りケーキ』をプレゼントしようとした時に“きれいなケーキ”にしようとしたのにうまくできなくてちょっと汚い（…と思える）ケーキを贈る事になってしまった時の後悔と同じなんですよね。
中学生か高校生か、或いは大学生の時かによくあるようなその後悔と実は同じものだったりするんですよ。
出来上がったケーキは見た目おいしくないかもしれないし、実際味もおいしくないかもしれない。
はっきりいって失敗作、それを贈るしかなかった自分。
失敗しちゃった。せっかくの誕生日においしいケーキを贈ってあげられなかった...
“あ〜あの時あせってしまわずもっとちゃんと時間見ておけば良かった…”とか“あ〜あの時かき回し過ぎたなあ”とか
“あ〜あの時気になってもオーブンの蓋を開けなきゃよかった…”とか
いくら後悔してももう時間を過去に戻せません。
自分がちゃんとしなかった事、うまく作れなかった自分やそのいわゆる失敗作を相手に贈るしかなかったそんな自分に落胆し失望して後悔してそんな自分を責めてしまう罪悪感もあったりします。
でも、“そんなもの”だけであなたの彼に対する愛が決まるわけじゃないんです。
それであなたの彼に対する『愛』が決まるわけじゃないですよね。
違いますか？
あなたの愛情表現は『その時だけ』で決まるものではありません。
そうですよね？
愛って『その瞬間だけ』で決まるものでもなければ『それだけ』で決まるものではないんですよね。
あなたの愛情表現はまだ“始まった”ばかり。 ちがいますか？
それに人間、誰だって失敗しない人間なんておらず失敗する事だってありますよね。人間なんだから。
“手作りのおいしいケーキを食べさせてあげたい”というその愛情がもしも『本物』ならば、『その時だけで（それだけで）決まるものではない』という事が判るはず。
最初は不味いケーキだったものが少しづつ美味しくきれいになっていって最後はお店で売ってるものと違わないくらい、或いはそれより勝るかのような美味しいケーキを作れるようになったとしたら…その変化のプロセスさえ、そしてそれに至るまで重ねた失敗の数さえも“深い愛情”となるものです。
逆に言えば『最初は上手く作れた』けど、それ以後は手を抜いたり気持ちが入ってなかったりしたら…その愛の価値は大した物じゃないですよね、誰だってそれくらい判るものです。
いくら“最初”は良かったとしてもね。
そうじゃありませんか？
『時間』というの流れの中で生きている私たちにとっては、『点』ではなく『線』でこそ伝わるものが愛であり、その『点』の大きさ見事さで比べるのではなく『線』で描かれている愛の方がもちろん価値と重みと深みそして輝きや意味を持つものなんです。
でもその事をまだ判っていない人や気づいてない人は『その時』だけに“つい”こだわっちゃいます。
その時のその時点での『出来映え』だけにこだわっちゃう。
もしもその“うまく作れなかったケーキ”を贈られた人が『なんだコレ...こんな失敗作よく持ってきやがったな…こんなの意味ない！』などと思う男がいたとしたら...まあ薄っぺらい男ですよね（笑）
いくら失敗作であれ、自分の為にガンバって気持ちを込めて手作りしてくれていたという現実、その時間があった証拠が渡されたそのケーキ自体にあるのに（笑）。
もちろん“愛”というものがどんなものかまだ判ってない人、その善し悪しや価値が何で決まるのかそれらがまだ判っておらず気づいてもない人、或いはあくまで表面的なものにしか価値を見いだせない本物の価値を判らない人ならそう言うかもしれません。
だからこそ...愛にただ恋してるだけで、まだ愛の味を味わった事もなく何が良くて何が悪いかを知らない、その価値が何たるかを理解出来ていない“童貞君”や“夢見る処女”は『処女か非処女か』や『自分が初めてかそうじゃないか』という『その時のケーキの出来映え』だけにこだわっちゃったりするわけです。
あなたの最初のケーキは“失敗作”だったかもしれません。
ですがあなたの愛情表現はまだ『今始まった』ばかり。
そうですよね？
これからどういう時間を重ねていくか…これからどういう『線』を描いていくか…
それこそが“あなたの愛をどう表現していくか”になるものです。
今あなたにあるその後悔や罪悪感は『最初はまあ残念だったね〜』という…
その程度のものだよ。 気にしなさんな。
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