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NO.156715
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2012/04/03 23:11:38
ぐったり侍さん 男性 30歳
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NO.767256
ぐったり侍さん
2012/04/10 03:42:29
男性 30歳
コメント:
>違うかい?

厳密に言えばその通りです。

ただし、一般的な命題の考えでは、現在の我々の世界でおこる因果関係や、そのあり方をアプリオリなものとする立場です。
つまりそれがあるからこそ命題は成り立つのであり、暗黙的な前提条件として定義されます。
問題なのは、今我々がテーマにしている命題は、その枠から外れている点です。

カントによれば、アプリオリなものとして時間と空間、因果関係を示しており、それに順ずるのであれば、空間と時間の始まりであるビッグバン以前を問うことができません。
つまり、この場合命題として扱うことができないのです。
もちろん、あくまでカントの論を踏まえてのものですから、別の立場からの考察も多数存在し、当然これらを否定するものもあります。


また、科学的なあり方で言えば、貴方の言う「すべての命題は成立しない」はまさに正しく、「科学的事実」は実際にそのような要素、反証可能性をを持っています。
科学的事実は、それがどれほど間違いないようなことだとしても、常に「最も確からしい仮説」に過ぎません。

命題は体系的な定義が常に存在し、その定義によって命題の成立の可否は変化します。
そして今回のテーマは実存としての存在の連鎖ですから、体系的な定義もビッグバンまでしか担保されず、且つそれ以前を問う命題ですから、体系的な定義ができていないものと考えているわけです。


>じゃあ仮にその可能性はどのくらいだと思ってる?

それについて「可能性がどれくらいあるか」ということを考える必要はまったくありません。というより意味がありません。
なぜならば、「可能性がどれだけあるか」という問題における、我々が持つ要素は「我々の世界」のものだけだからです。
可能性を求めるのに必要な、パラメータそのものを持っていないのですから、答えが出ない、というより式そのものが成立できません。


>これをどう思う?ちょっと無理やりな気がしないか?

前述したとおり、一般命題は体系的な中で成立するものです。一般的な命題は暗黙的に「我々の世界」における一般論を体系的に定義しているのですから、『その中』で命題は成立します。

成立しない体系の例として、自然科学という体系では絶対的な「真」は成立しないことを提示しました。(しいて言うなら自然科学は数学を体系的に含むため、数学的な真は存在します)。

そして、今回のテーマ命題は、「我々の世界」の一般論が担保されないため、成立しないという考えに至るわけです。


>こんな事言ったらキリがないと思うけど

もちろんキリがありません。
なので、その「キリ」をどのように定義するか、それをどのように扱うかで、カント、デカルト、スピノザなどなどがいろいろと熱弁をふるって居たりします。

私らの世界での命題ですらそんな状態なんですから、「私らの世界外」となるとさらに偉いことに。


あと、「無理やりすぎる」というのは主観的にならわかりますが、否定の理由にはならないことは、踏まえていただけると幸いです。
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