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ダイエットの悩み
NO.147165
痩せの大食い?
2011/08/26 02:20:41
浅さん 男性 32歳
への返信

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NO.718869
とれ〜にんぐまにあさん
2011/08/26 23:11:25
男性 39歳
コメント:
浅さんは、先だっても、ダイエット後の留意事項についてご質問されていましたね。2カ月でマイナス10kgを達成されたのでしたね。食事に気を配り、運動に励まれた結果ですので、その努力には敬服いたします。

ただし、ダイエットとは、体重を減らすことだけが全てではありません。その点をアドバイスさせていただきます。

まず、短期間での急激な体重減少は、その後の身体管理が難しくなること(さらに言えば、リバウンド必至!)がわかっています。この「短期間での急激な体重減少」とは「1カ月に5%以上の体重減少」とされます。
浅さんの場合、元体重が64kgで1カ月あたりマイナス5kgということであれば、1カ月に7〜9%の体重減少となりますから、危険なダイエットであり、ダイエット後の身体管理が難しくならざるを得ないと言えるでしょう。
ちなみに、安全で望ましいのは「1カ月に2%以内の体重減少」とされます。

さらに、体重減少の中身が問題となります。体脂肪率は測定されていましたか?
体脂肪率の測定結果があれば、体脂肪量と除脂肪体重を算出することができます(もちろん、高性能の体重計、つまり、体組成計があれば、こうした数値まで表示してくれますね)。
ダイエットにおいては、体脂肪量を減らしたいわけですが、どうしても除脂肪体重(体水分量や筋肉量)もいくらか減ってしまいます。除脂肪体重をいかに減らさないようにするかがポイントになるわけです。
今回の浅さんの場合、元体重64kgから2カ月でマイナス10kgということになると、どうしても除脂肪体重もドカンと減らさざるを得なかったはずです。これが「短期間での急激な体重減少」の最大の問題点なわけです。
現状の簡単な把握として、現在の体脂肪率からもわかります。身長167cmで体重54kgということであれば、体脂肪率は10%あたりであることが望ましいでしょう。いわゆる細マッチョ体型になっているはずです。体脂肪率が15%以上あるということになると、一見、これでも低い体脂肪率で良さそうですが、体重の割に除脂肪体重が少なすぎる状態と言えます。体型としては単なる痩せ、ガリガリであるはずです。筋肉量が少なく、内臓も疲れやすく、代謝が悪くなりがちです。いかがでしょうか?

では、浅さんの現状に対して、大きく2つの対応策があると考えます。

ひとつは、これはダイエット一般に言えることですが、ダイエット期間とは、体重を減らす期間だけでなく、減らした後に体重を安定させる期間も含まれると理解することです。体重を減らした直後のからだはとても不安定です。これを安定させるためには、体重を減らした後の最低3カ月、できれば半年くらいは、引き続き食事と運動に気を配り続け、これが当たり前であると心理的にも身体的にも慣れさせる必要があります。
浅さんの現状は、まだ「安定させる期間」の途中なのでしょうから、前ほどの厳しいことはしないにしても、まだまだ努力を継続させる必要があるということです。その後にやっと「普通の生活」でも大丈夫になる、たまの焼き肉の大食いが許されるようになると思いましょう。
ダイエットの失敗の半分は無理な体重減少を図ることで起こり、もう半分はその後の「安定させる期間」の無理解で起こると言えるでしょう。

もうひとつは、もし現在の体脂肪率が15%以上あるということであれば、今回のダイエットの仕方を反省して、除脂肪体重を増やす、つまり、筋肉量を増やすことです。体型的に言うと、単なる痩せではなく、細マッチョを目指すということです。有酸素運動だけでは限界があるため、筋トレも導入するということですね。
目指す体型にはお好みもあるでしょうから、細マッチョが望ましい男性体型であるとは強要いたしませんが、「食べても太らない人の体質」に憧れがあるのでしたら、それは細マッチョであると思ってください。単なる痩せはむしろ「食べたら太りやすい人」です。
細マッチョを目指す如何にかかわらず、現状が痩せすぎであると思われますから、一旦、60kg近くまでは体重を戻してもよいという気構えを持ってもよいと思います。細マッチョを目指して筋トレを行う場合は特に、筋肉量を増やすためのカロリー的余裕が必要になるため、この気構えが大事です。
筋トレに最低半年〜1年くらい励んで、その後に改めてからだを絞ることをすれば、同じ「身長167cmで体重54kg」でも、体脂肪率が異なる=体型が異なる=代謝のあり方が異なるということになるでしょう。浅さんは、まだ30代の始めで、からだの反応もよいはずですから、このような肉体改造をなさることが将来的には望ましいかもしれませんね。
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